コロナ渦と女性の困窮について

『 生活と自治』 2021年6月号 平井明日菜


・女性不況__といわれる

・リーマン・ショック以来の高い完全失業率  2.8% 

・休業手当ても貰えない実質的失業者 21年3月 146万人中 131万人が女性

・女性の家事負担が増え、自殺や家庭内でのDVの相談件数増

・ジェンダーギャップ指数  120位 / 156ヵ国

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女性の貧困

・2008年末「年越し派遣村」開設 

 →男性非正規雇用者の困窮は表面化、女性の非正規雇用の問題は水面下のまま。

・2021年3月「女性による女性のための相談会」を開催


東京医科大入試の女性差別、

レイプ被害者として声をあげた伊藤詩織氏の事件を担当した弁護士、角田由紀子氏談__


非正規雇用は雇用者にとって都合が良く、シフトは削られ、雇い止め、日本の最低賃金は低いため(イギリスは20年、コロナ下、72ポンド=1212円に引上げ)単身女性、シングルマザー、学生バイトは、即日に食べる事さえできなくなる


・休業手当を受け取った女性のパート、アルバイトは、2割

・6割は自分が受取れる事を知らなかった

(野村総研研究所、コロナによる休業、シフト減のパート、アルバイト就業者の実態に関する調査より)


・日本は申請も自分で調べ、書類を用意し、役所なりに足を運ばないとならない

・フランス、3月に外出禁止令、3月末には全ての薬局、一部のスーパーに

 DV相談ができる窓口になる政府指示

→SOSを上げさせるのではなく、働きかけるアウトリーチが大切


・シングルマザー 平均年間就労収入 200万 (16年度)

・平均世帯年収 平均 552.3万